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すみません

 投稿者:なし  投稿日:2018年 8月28日(火)10時57分50秒
  12月27日の課題
大江健三郎『個人的な体験』に変更です。
本日(28日)よろしくお願いします!
 
 

次回の候補

 投稿者:なし  投稿日:2018年 8月16日(木)20時51分7秒
編集済
  大江健三郎「飼育」新潮文庫『死者の奢り・飼育』所収
12月27日が候補です。

 

神様のケーキを頬ばるまで

 投稿者:なし  投稿日:2018年 8月16日(木)09時57分26秒
編集済
  彩瀬まる『神様のケーキを頬ばるまで』を読んでみました。
もともとは、「小説宝石」に掲載されていた
短編を集めたものですが
収録の5作品全てに
ウツミマコト『深海魚』という映画が登場します。
連作というよりは
共通の小道具で
作者が楽しんでいるようにも思えました。
(推薦された図書も含めて図書館に予約したのですが
 先にこの本が届きました!)
 

被災体験

 投稿者:忠さん  投稿日:2018年 7月28日(土)19時27分53秒
  彩瀬まるさんの『暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出』(2012年新潮社)を読みました。
彩瀬さんは2011年3月10日二泊三日の東北一人旅に出掛けた。初日は松島を見学し宿泊、二日目・3月11日は福島県のいわき市に住む友人に会うために、午後一時過ぎに仙台駅から常磐線に乗車する。小一時間すると電車が止まりが「線路沿いが萌えているという情報を受け、安全運転のために停車しておりますという車内アナウンスが流れる。しばらくすると動き出したが、十分ほどで又止まる。窓の外を眺めると「新地駅」という看板が見える。すると車内にいる人の携帯の「緊急地震速報」のブザーが一斉に鳴り出す。烈しい揺れ。何が起こっているのか判らない混乱。隣の席に座っていた若い女性と列車から外に出る。津波を心配した二人は国道沿いに歩き始めた。膿のほうを振り返ってみると地平線が盛り上がり陸地へ押し寄せてくる。二人で必死で逃げて小高いところ上る坂道を見つけ駆け上がる。そこは中学校で大勢の人々の避難所になっていた。避難所の様子、そこで親切な一家に誘われ、自宅に泊めてもらう等して、彩瀬さんが3月15日埼玉の自宅にたどり着くまでの様子を描いた「第一章 川と星」、三ヶ月後にいわき市に住む友だちを訪ね、ボランティアにも参加した体験を書いた「第二章すぐそこにある彼方の町」、11月に一緒に逃げた電車に乗り合わせた女性と、親切に自宅に泊めてもらった一家との再会を描いた「第三章再会」で構成されている体験記です。個人的な体験故にかえって新鮮な感じで読みました。彩瀬まるという作家の「核」にこの体験があるのだと思いました。ぜひ時間があれば一読してください。『桜の下で待っている』(2015年実業之日本社)に五編の短編が載っているのですが、すべて「東北」に関係の話であること、すべてのタイトルに花の名前(モッコウバラ、からたち、菜の花、ハクモクレン、桜)がついていることを思い出しました。この一冊は、震災への鎮魂と再生への願いをこめたものではないかと・・・。
 

短編

 投稿者:忠さん  投稿日:2018年 7月24日(火)21時46分33秒
編集済
  前回の読書会で、この件を発表者にお尋ねしましたら、「連作短編集」であると仰っていました。「連作」中から「ばらばら」を選ばれたのはなぜか?興味ありますね。当日のお楽しみですね。
 せっかく若い作家の作品を読むのだから、彩瀬まるさんの他の作品も読んでいます。今手元に三冊の単行本があります。発行順に『骨を彩る』(2013年 幻冬舎)、『桜の下で待っている』(2015年実業之日本社)、『くちなし』(2017年文藝春秋)。課題本以外は連作ではなく、バラバラの短編集です。単行本のタイトルも収録作品のタイトルを使用しています。時間があれば『くちなし』もお読みください。この本の帯の文言を読むとゼッタイ読んでみようという気になりますよ。以下引用。

 別れた愛人の左腕と暮らす。
 運命の相手の身体には、自分にだけ見える花が咲く。
 獣になった女は、愛する者を頭から食らう。

 繊細に紡がれる七編の傑作短編集

 遠ざかる
   ほど、
 愛に近づく   *この三行は太字

ベタなコピーですが、読みたくなりませんか? ここにも「身体」へのこだわりがあります。
 

連作短編

 投稿者:なし  投稿日:2018年 7月24日(火)06時43分51秒
  貴重なご指摘を有難うございます!
骨、など
からだの一部を素材とした作品が
多いようには感じましたが
「それぞれの作品がつながっている」
と考えると
確かに、読み方も微妙に変化しますね。
 

骨を彩る

 投稿者:忠さん  投稿日:2018年 7月23日(月)22時26分35秒
  次回の課題本の読み方を間違えました。課題短編「ばらばら」を真っ先に読み、つぎに 「やわらかい骨」を読み、最初に戻って「指のたより」「古生代のバームロール」「ハライソ」を読んだのですが、この作品は五編からなる「連作短編」であり、各々独立しながらも、大きな物語を形成していることに気づきました。「ばらばら」だけを読んだ感想と、全体を読み通した上での感想とは違ったものになるのではないでしょうか。この作品は最初の短編から順番に読んでいくのが良いようです。そうするとタイトルの「骨を彩る」の意味がわかってくるようです。もう一度読み返してみたいと思います。  

8月の文芸会合

 投稿者:なし  投稿日:2018年 7月 5日(木)12時01分26秒
  28日火曜が候補です。
彩瀬まる「骨を彩る」(幻冬舎文庫)所収の
 「ばらばら」です。

宮本輝作品には
「死」を素材とはしているが
重いーだけではない
そうしたものが多いように思います。

 

肺結核

 投稿者:忠さん  投稿日:2018年 7月 4日(水)21時57分26秒
  宮本輝の年譜によると、

1978年(昭和53年)31歳
「螢川」で第78回芥川龍之介賞を受賞。
芥川龍之介賞を受賞し、作家として生活できるようになる。

1979年(昭和54年)32歳
肺結核で伊丹市民病院に入院。その後、西宮市の熊野病院に転院。
芥川龍之介賞受賞後、体調を崩したまま友人と東北旅行へ行き喀血、翌年、病院で肺結核と診断された。その東北旅行が、のちに「錦繍」となる。
退院。その後、自宅療養に入る。

 この時の肺結核での入院・療養体験から書かれた短編も味わい深いです。『不良馬場』(「文學界」1979年十一月号)と『北病棟』(「野性時代」1981年一月号)。ともに短編集『星々の悲しみ』(1981年 文藝春秋社)に収められています。とくに『不良馬場』は、長年肺結核で入院していることからくる喪失感、諦観と生きたいという欲求とが頼りなげに交錯する病室内の人間模様がうまく描かれている佳作だと思います。読み終えた後、生きることの底に流れる哀感が胸にこみ上げてきました。味わい深い短編です。短編集『星々の悲しみ』に収められている作品はどれもいいですよ。ぜひ一読あれ!



 

階段

 投稿者:忠さん  投稿日:2018年 7月 4日(水)21時31分9秒
編集済
  この作品の最後の言葉が印象に残ります。
 なぜお前は護られたのか、なぜお前は護られたのか。いかなる理由があれ、自分の母を殴った お前みたいなやつが、どうして護られたのか。その言葉は、私をうなだれさせ、やがてすっくと立ちあがらせます。


 父や母を散々憎んできたことへの自責とそんな自分がどうして護られてきたのかという自問こそ、宮本輝を執拗に「回想」へと駆り立てるものなのでしょう。また、この作品では、「兄」を設定しているのも重要だと思います。「一人っ子」という設定では、母を殴ったという烈しい自責の念を描くのに持ちこたえられなかったのではないか。「兄」の設定による「自己の相対化」、作品の中に何らかの救いを入れたかったのではないでしょうか。
 宮本輝の母を描いた短編は他にもあります。短編『眉墨』(「新潮」1981年八月号、後に短編集『五千回の生死』1987年新潮社に収録)は、肺結核の療養のため軽井沢の別荘に母と一緒に転地療養に行った時、母が胃痛を訴え、地元の病院で診察してもらったら胃癌だと判った、この辛い体験を物語り化している作品です。晩年の「母」の姿が描かれていて、とても印象に残る良い作品ですよ。

 

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